杉崎廃寺跡

名称 杉崎廃寺跡
ふりがな すぎさきはいじあと
指定区分
時代 古代
年代
種別 記念物 史跡 
員数 1ヶ所
大きさ・面積・様式等
指定年月日 昭和34年11月16日
地区 古川町
所在場所 飛騨市古川町杉崎2290-2
公開・非公開 公開
所有者 飛騨市
解説文 杉崎廃寺は古川盆地の北西隅杉崎地区に位置している。平成3年から平成7年にかけて行われた発掘調査により、やや変則的な法起寺式(ほっきじしき)伽藍配置の白鳳寺院であることが判明した。
伽藍は小規模ながら、中門・金堂(こんどう)・塔・講堂・鐘楼などの主要堂塔を備えている。伽藍の内部に施設した石敷は、同時代の他の寺院跡には見られない杉崎廃寺独特のものであり、飛鳥の宮殿遺跡を彷彿させるものである。
また、伽藍の西で検出された南北溝から、多数の木製品と郡符木簡が発見された。この資料は全国的に見ても極めて貴重であり、律令国家の行政の末端を知るうえで価値が高い。
瓦類は、金堂および塔の基壇回りを中心に出土したが、軒瓦は出土しなかった。
塔心礎は花崗岩製で、不正の長方形をなし、礎面に直径70cmほどの円形柱座をつくり、中央に直径32cm、深さ12cmほどの舎利孔をあけている。

※詳細はこちら
 「岐阜県史跡・杉崎廃寺跡」→https://hida-bunka.jp/asset/sugisakihaiji/
TOP