江馬氏館跡庭園

  • 庭園と会所1
    庭園と会所1
  • 庭園と会所3
    庭園と会所3
  • 庭園と会所2
    庭園と会所2
  • 会所より庭園を望む
    会所より庭園を望む
  • 会所 床の間と書院
    会所 床の間と書院
  • 墨書かわらけ
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  • 会所 床の間と書院
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名称 江馬氏館跡庭園
ふりがな えましやかたあとていえん
指定区分
時代 室町時代
年代
種別 記念物 名勝 
員数 1カ所
大きさ・面積・様式等
指定年月日 平成29年10月13日
地区 神岡町
所在場所 飛騨市神岡町殿573-1 等
公開・非公開 公開
所有者 飛騨市
解説文 飛騨市域東半部の神岡町に所在し、高原川中流域右岸にある段丘中央部に立地している。
14世紀から16世紀にかけて飛騨国吉城郡高原郷を本拠とし、北飛騨を掌握していた江馬氏に関連する遺跡群は史跡江馬氏城館跡に指定されている。江馬氏館跡庭園は、このうちの居館跡(下館跡)に発見された庭園遺構で、15世紀末から16世紀初頭にかけて完成したものと考えられ、平成11年度から平成22年度にかけて保存整備されて公開されている。
居館敷地の南西隅に庭園配置する。会所と土塀に囲まれた空間に景石石組みを伴う不整形の園池が設けられ、会所からは土塀越しに左手に高原諏訪城のある山を望み、右手にかけて北飛騨の山地を遠望する。土塀の内側には緩やかな凹凸の陸部を設け、手前に園池を配する。園池に底打ちや導水路、排水路などは確認されていない。池底が透水層から成って枯れ池の意匠を呈する点は、この庭園において特徴的である。
室町時代における庭園文化の地方への伝播と多様化を示す重要な事例として庭園史上の価値が高く、保存整備によって芸術上及び観賞上の価値も顕在化されたことも価値が高い。
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